書籍

幸福の「資本」論:あなたの目指すべき幸せは?

 あなたは、幸福と言えますか?

 これは何も宗教への勧誘のお話ではありませんのでご安心ください。

 先の見えない今の時代に、あなたが自信を持って「自分は幸福だ」と言える方でしたらそれは素晴らしいと敬意を表します。

 もしご自身が「心から幸福である」と言えないなら、そのモヤモヤの正体を説明してくれる次の書籍をご紹介いたします。

 ビジネスで成功した多くの方、自己実現された方、現代風に言えばインフルエンサーと呼ばれる方の中でも多くの方がこの書籍を勧めておられる書籍です。

ダイヤモンド社の書籍紹介ページより引用

この書籍は以下のような方にお勧めです

・自分の幸福だと言い切れない方

・自分にとって最適な生き方がわからない方

・ぼんやりとでも自分らしい生き方を探している方

 今回の記事では、

・3つの幸福の条件

・3つの幸福の条件

・自己実現欲求

・自身のキャラの確立

以上の点についてお話いたします。

幸福の資本論

ダイヤモンド社の書籍紹介ページより引用

「ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない」「金融資産」「人的資本」「社会資本」という3つの資本の意味と、その組み合わせによって生まれる8つの人生パターンを解説し、あなたが目指すべき「幸福な人生」を考えます。

引用元:ダイヤモンド社『幸福の「資本」論』書籍紹介のページより

『幸福の「資本」論』

出版社:ダイヤモンド社

2017年6月14日 第1刷発

2018年9月13日 第4刷発

ページ数:276p

著者略歴

橘玲(たちばな・あきら)

作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。著書に『お金持ちになれる黄金の葉の拾い方』(幻冬舎)、『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』『橘玲の中国私論』(以上ダイヤモンド社)『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)などがある。メルマガ『世の中の仕組みとデザイン』配信やダイヤモンド社との共同サイト『海外投資の歩き方』など精力的に活動の場を広げている。

『幸福の「資本」論』より

人が生きるための3つの資本とインフラ

 橘氏はこの著書の中で、次の3つの幸福の条件と挙げておられます。

1. 自由

2. 自己実現

3. 共同体=絆

 そしてこの3つの幸福の条件は次の3つの人生のインフラに対応しています。

1. 金融資産

2. 人的資本

3. 社会資本

 

  • 金融資産(自由)

   橘氏は、資本というのは「富を生み出すちから」であり資産は「富を生み出す方法」と説明されています。1000円札1枚で本を買ったとすると、この経済行為をお金の調達側から見るのが資本で、お金の使い方から見ると資産になります。1000円というお金で人は(主観的に)1000円以上の価値がある物を手に入れ、この経済取引から富を得ます。

 

  • 人的資本(自己実現)

   これは自らの労働力を労働市場に「投資」して給料や報酬という「富」を得ることで。昇給、昇進、会社で就きたいポスト、あるいは独立して好きな業種で自営業を行うことも該当します。

  • 社会資本(共同体=つながり)

   人から受ける友情や愛情から人は金銭的なもの以外の「富」を得ます。これは人間が集団で社会を形成する生き物であるからです。また、共同体の中にいれば困ったときはお互い助け合い、困難を解決することもできます。 

8つの人生のパターン

 ここでこの著書の本題ですが、人生のインフラの度合いによる人生のパターンの分類(著書の帯に描かれているピラミッドの階層)は以下のとうりです。

1. 最上位層:超充

2. 第2層:リア充、旦那、金持ち

3. 第3層:退職者、ソロ充、プア充

4. 最下層:貧困

 最上位層

  • 超充

 簡単にご想像いただけると思いますが、金融資産、人的資本、社会資本全てを高い水準で持ち合わせ人生を充実させている人達で、資産家の家系や大企業の社長のような方たち。

 第二層

  • リア充

 ネットスラングとして広まった、ネットの対比であるリアル(現実世界)で仕事で活躍し友人関係や恋人にも恵まれ、後に家庭を持つ。

  • 旦那

 金融資産と社会資本のを持ち合わせながら働いていないので人的資本が少ない。でも気前よくお金と使う。

  • お金持ち

 金融資産と人的資本を持ちながらも金融資産目当てに人が群がるのを嫌い同じレベルの金融資産保有者としか付き合わない。

 第三層

  • 退職者

  会社を定年退職して人的資本もなく、年金や手元の貯金を金融資産とする。

  • ソロ充

 人的資産はあっても金融資産は趣味に費やし、恋人を作り将来結婚をするという考えがない、もしくは駆け出しの自営業者で事業が軌道に乗るまで時間もしくは金銭的余裕のない。

  • プア充

 収入は貧困ライン以下で貯金がなくても友人という社会資本があれば充実していると感じ、そのネットワークからはみ出さない限り生きていける。

最下層

  • 貧困

 学歴も貯金もなく、第三層のプア充のネットワークにも入れない、人生のインフラを構成する3つの資本がいずれもない状態。

 

 おそらく最下層に最初から行きたがる人は誰もいないでしょうが、これらがあなたがどのような人生を送りたいか、もしくは今あなたがどのような状態にいるかのモデルになります。

自己実現欲求はどこから来るのか?

 

 夢を叶える、自分探し、オンリーワン、なりたい自分・・・。

 これらは「自己実現」という言葉で括られます。

自己実現

「自己実現」はアメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した「人間にとっても高次な欲求」で、

①衣食住のような根源的生理的欲求

②安全な暮らし

③家族や周囲からの承認

④他者からの承認

という4つのレベルの欲求がすべて満たされた後に現れてくるものとされています。この「欲求の5段階説」からわかるように、自己実現は共同体=社会資本と密接に関係しています。

「Part2 自己実現の人的資本 かけがえのない自分になること」

 少し前ならアイドル、プロスポーツ選手、ミュージシャン、企業家などが定番の子供の頃の夢でしたが、現代だとYouTuberやインスタグラマー等のSNSから生まれたインフルエンサー等・・・。

 もちろん自己実現の中には会社の中で好きなポストに就く、独立する、飲食店を開くというものも含まれています。

 自己実現という例が現実で数多く起こってきた現代において、多くの人が働くということに次の二つの意味を見出すようになりました。

  • 1. 人的資本からより多くの富を手に入れる
  • 2. 人的資本を使って自己実現する

 もちろん、日々働くという行為にそんな崇高な意義を見出さず、生活費のために働くという状況にいらっしゃる方も承知しております。

キャラ立てのプログラム

 人の個性や特徴を表すことをしばしばキャラと呼びますが、それは人間が集団生活を営むようになり、自分の役割を集団や社会に示し生き残っていくために脈々と受け継がれた生存戦略だそうです。

 私たちは長い進化の歴史のなかで、同年代の男や女のライバルと自分を「差別化」するプログラムを精緻化させました。グループ内のこの役割が「キャラ」と呼ばれるのですが、なぜ集団のなかでキャラが立っていなければならないかというと、そうでなければライバルを押しのけて異性を獲得し、子孫を残すことができないからです。

 私たちがこうした”キャラ抗争”の進化の末裔であれることを考えれば、「目立つこと」や「他者から評価されること」を強く求めるのは当然です。

 キャラを目立たせるために、どのようなプログラムが遺伝子に組み込まれているでしょうか。それはたった1行で表せます。

 好きなことに人的資本のすべてを投入する。

(中略)

 こうして「好きなことが得意なこと」となり、それ以外のことは「やってもできない」のです。

 そう考えれば私たちが自分に合ったプロフェッション(職業)を獲得する戦略はたった一つしかありません。それは自分の好きなことを見つけ、そこにすべての時間とエネルギーを投入することです。なぜなら、誰もがものごころついたときからそれだけをやってきたのですから。

「Part2 自己実現のための人的資本 オンリーワンでナンバーワンの戦略」より

 わかりやすい例を挙げると、野球少年が甲子園で優勝、そしてその先のプロ野球選手になることを目指したり、あるいはそこまで大きな夢でなくてもアメリカ海外留学を目指して英語を勉強したりしますよね?

 私も20代の頃にはふとした縁からフランスである職人の技術を習うことに勉強漬けの日々でした。金銭的にはけして裕福ではありませんでしたが幸せな日々を過ごしたものです。

 職場でも特定のポストについて自分のポジションを確立したり、企業も同業他者と差別化しないと生き残れなません。

 自分のキャラを考えるということは例えばこれから独立してお店を開く、副業をするにあたりどんなジャンルを選ぶか、差別化できることを考えるのに必要な考え方になっています。

他にも目を引く見出しと内容がたっぷり

 人生を幸福にする3つのインフラの一つとしての金融資産については、橘氏ご自身が投資をされていることもあり、経済・金融用語がたびたび登場してこの分野に関心のない方には少々難しいかもしれませんが、他にも興味深い見出しと内容がたくさんありますので以下に例を挙げます。

その他興味深い内容

クリエイティブクラスとマックジョブ

・サラリーマンという生き方

超高齢社会の唯一の戦略

・個人と間人

幸福になれるフリーエージェント戦略

 

最後に

 今回の記事を結ぶにあたり、橘氏が解説しておられる3つ幸福の条件とインフラをおさらいしておきます。

1. 自由=金融資産

2. 自己実現=人的資本

3. 共同体・絆=社会資本

 私事になりますが、私が目指すタイプは贅沢は出来ないもののもう一度好きな仕事を見つけて食べていける、精神的に豊かなソロ充というところでしょうか。

 私が本当に取り戻したいのは、仕事での充実した日々。その目標に向かって歩み始めたばかりですが。

 いかがでしょうか?

 あなたがこの書籍の帯の中のピラミッドのどの階層にいるのを望みそれを実現するためのヒントをお探しなら、またそれを望んでいてもご自身の人生に閉塞感を感じ、その正体を知りたいのであれば、ぜひこの書籍を手に取られることをお勧めします。あなたがなりたい自分になるヒントが書かれています。

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モーリス

ABOUT ME
Maurice1974
20代で渡仏、40代前半に帰国。2021年、経済的自由獲得を目指して投資の勉強と副業としてブログを始める。 2019年、DELF B1(仏検2級相当)取得。現在TOEIC Listening&Reading勉強中。 目標は”自分の天職探し”。 フランス語、スランスの生活、自身の目標を追いながら役立った情報をお伝えします。

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