書籍

ワインを楽しむ教科書と、お手頃価格のフランスワイン。

 こんにちは、モーリスです。

 あなたはワインを嗜まれますか?

 ワインはなんとなくとっつきにくい、どんなワインがあるのか分からない、複雑な業界用語があって理解しにくい、そんな固定観念をお持ちではありませんか?

 「ワインの知識がなくても読みやすい本があったらいいのに」

 そんな思いで書かれたのが、今回ご紹介する書籍『基本を知ればもっとおいしい! ワインを楽しむ教科書』(株式会社ナツメ社)です。

 同著の中から、シチュエーションに応じたワインの選び方、そしてワインの知識がない私でも自身が飲んだ経験からお勧めできるフランスワインもご紹介します。

この書籍は以下のような方にお勧めです

自分に合うワインの選び方を知りたい方

・ワインの正しい味わい方を知りたい方

・ワインの知識を深めたい方

・すべてのワイン初心者

基本を知ればもっとおいしい!ワインを楽しむ教科書

株式会社ナツメ社書籍紹介ページ

『基本を知ればもっとおいしい!ワインを楽しむ教科書』

出版社:株式会社ナツメ社

2021年9月29日 初版発行

ページ数:219p

監修者概略

大西タカユキ(おおにし たかゆき)

1978年、兵庫県西宮市生まれ。ワインプロデューサー。”ワイン嫌い”だったにもかかわらず、ワインの輸入会社4に入社。フランス、イタリア、ドイツ、スペインなど、ヨーロッパ各地のワイナリーを訪問して修業を積み、2011年より「ワインで世界を笑顔に!」をテーマに独立。ソムリエのいない飲食店のワインプロデュースなどを通じて、”ワインの楽しさ”を発信している。また、茶道や書道、日本の伝統音楽、絵画など、様々な業界とのコラボイベントを実現し、「ワイン界の異端児」呼ばれている。

同著より引用

内容

 ワイン用語では≪旧世界≫と呼ばれるヨーロッパ、そして≪新世界≫と呼ばれる北米、南米、オーストラリア、日本などのワインの品種の紹介。

 また、ワインとは何か、どうして赤、白、ロゼができるのか、有名な銘柄、ワインの歴史、有名な生産地の紹介、予算の合わせたワインの選び方、料理との組み合わせ、ワインのマナー、ワイングラスの種類、ワインの保存方法などなど、ワインの基礎知識が初心者にもわかるように書かれています。

習うより慣れろ!家でワインを楽しもう

 ご自宅でワインを楽しむ際のワインの選び方ですが、著者の大西氏は以下のように解説しておられます。

Chapter 5 シーン別のワインの選び方

大切な人との食事

 大切な人とゆっくり過ごしたいときは、雰囲気を壊さないようなワイン選びが基本。昼は赤ワインは重いので、スパークリングワインや白ワインがおすすめ。夜のディナーでは美しいピンク色のスパークリングワインに。

 アルゼンチンの白ワイン(トロンテス種)、スペインのロゼスパークリング、イタリアの赤スパークリングなど。

お一人様

 晩酌には特に樽熟成した濃い味わいの赤ワインであれば、酸化が遅いので翌日以降も楽しめる。また真空の内袋を内蔵した箱ワインなら、1ヵ月ほどの風味が持続する。

 箱ワイン、スペインの赤ワイン、チリやオーストラリアのワイン

友人との飲み会(カジュアルな場面)

 カジュアルな場合はクセが少なくて分かりやすい味わいのワインを。新世界(ヨーロッパ以外で生まれたワイン)がおすすめ。

 チリのカベルネ・ソーヴィニヨン、オーストラリアのシラーズ、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランなど。

友人との飲み会(じっくり話したいとき)

 じっくり話がしたいときは、話の流れがワインに向かないような個性が強すぎないバランスの良いワインがおすすめ。

 ミディアムボディ(コクが強い過ぎない)の赤ワイン、辛口のロゼワイン。

大勢で集まるとき(記念日やイベント)

 記念日を祝うときは、ラベルに縁起の良い言葉が入ったワインを。また結婚記念日にはつがいの鳥やハートをモチーフにしたものも良し。また、贈る相手の出身地や旅行で行った場所のワインも喜ばれる

大勢で集まるとき

 宴会で盛り上がりたいなら、スパークリングワインが鉄板。人数によってラベルもオシャレなものをセレクト。

 イタリアのスパークリングワイン、スペインのカヴァ、フランスのシャンパーニュなど。

Chapter5 習うより慣れよ! 家でワインを楽しもう

フランスで私自身が好んだ、お一人でもご家族・ご友人とでもお勧めのワイン

 ここで私がフランス滞在中によく飲んだワインで、『ワインを楽しむ教科書』に登場したものから3点ご紹介します。

  • メルロ

   お手軽な価格で、まろやかな味わい。食事中に飲むテーブルワインとしても、パーティーで友人たちと飲むにも適しています。知識がなくても気軽にワインを楽しみたい人に、個人的には一番お勧めしやすいワインです。

  

  • ピノ・ノワール

   口当たりは穏やかでソフト。イチゴやチェリーなどのフルーティーかつ豊満な香り、出来は気候の影響を大きく受けるものの、当たれば「ロマネ・コンティ」などの最高級品を生むこともあるそうです。

  

  • リースリング

   ドイツ国境に位置するアルザス地方の白ワイン。甘口ワインが主流でフルーティーな香り。同じ地方で生産されるチーズであるマンステールトは相性が抜群!

ワインを知るための基礎知識がたっぷり

 

主な構成と基礎知識

・CHAPTER1 ワインを知る 今さら聞けないワインの7不思議

 ワインに使われるブドウはどんな種類があるの?


・CHAPTER2 ワインを選ぶ 自分に合ったおいしいワインの見つけ方

 ワインを3倍楽しむ方法。


・CHAPTER3 ワインと旅する 個性がいろいろ!ワイン世界地図

 ヨーロッパのワイン法&格付け


・CHAPTER4 ワインを味わう もう怖くない!お店でワインを注文しよう

 料理との合わせ方


・CHAPTER5 ワインを極める 習うより慣れろ!家でワインを楽しもう


・CHAPTER6 ワインを買う すっきり解決! お悩み別ワインリスト


 飲むなら知っとこ! ワイン用語集

「ワインの知識がなくても読みやすい本があったらいいのに」

 著者であるご自身の思いを込めて記されたこの書籍。

 学んだ知識を振り返りながらワインを手に取ると、口にするワインがよりおいしいものになると思います。

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モーリス

ABOUT ME
Maurice1974
20代で渡仏、40代前半に帰国。2021年、経済的自由獲得を目指して投資の勉強と副業としてブログを始める。 2019年、DELF B1(仏検2級相当)取得。現在TOEIC Listening&Reading勉強中。 目標は”自分の天職探し”。 フランス語、スランスの生活、自身の目標を追いながら役立った情報をお伝えします。

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